当社は、ビニールハウスを活用した施設野菜の生産・加工・販売を行い、通年で安定した供給を実現する農業事業 を展開しています。施設栽培の強みを活かし、天候に左右されない生産体制を確立し、高品質な野菜を安定供給 しています。特に、ピーマンの栽培を主軸に、最新の環境制御技術を導入し、理想的な生育環境を整えることで、品質の向上と収穫量の安定化を実現 しています。

施設野菜の生産においては、温度・湿度・光量・水分などの生育環境を精密に管理し、作物にとって最適な条件を維持 することで、成長スピードの均一化や病害虫リスクの軽減を図っています。これにより、露地栽培と比較して農薬の使用を最小限に抑え、より安全で環境に優しい農業を実践 することが可能になります。特に、遮光ネットや換気システム、灌水チューブを活用することで、適切な水分供給と温度調整を行い、作物の健康な生育を促進 しています。

収穫後の工程にもこだわり、徹底した品質管理のもとで選別・洗浄・包装を実施 しています。例えば、ピーマンはサイズや形状、色合いによって分類し、市場の基準を満たす高品質なもののみを出荷。収穫後の鮮度を維持するため、適切な温度管理のもとで保管・輸送を行い、消費者に最高の状態で届けられるよう努めています。また、加工事業にも注力し、市場のニーズに応じたカット野菜や真空パック包装など、多様な加工形態を提供 しています。これにより、消費者だけでなく、飲食業界や食品加工業界のニーズにも応えています。

さらに、当社の施設野菜の生産は、持続可能な農業の実現にも貢献 しています。例えば、資源の有効活用を促進するため、水資源を節約できる自動灌水システムを導入し、環境負荷を軽減 しています。また、ビニールハウスの設備も耐久性に優れた素材を使用し、長期的な運用が可能な設計を採用しています。これにより、農業の持続性を高めるとともに、コストの削減と収益性の向上を図っています。

当社は、環境配慮した安定供給できる高品質かつ持続可能な農業を推進し、 施設野菜の可能性を最大限に引き出し、日本の食卓や食品産業に貢献してまいります。これからも、最新の技術を取り入れ、より高品質な野菜を安定供給できるよう努めてまいります。